107.正しいお風呂の活用術
2024-11-10
カテゴリ:休養
皆様こんにちは、こんばんわ!
明楽フィットネスクラブの藤井です!
第107回のコラムテーマは【正しいお風呂の活用術】と題してお話したいと思います。
三重県でも最低気温が一桁に突入してきた今日この頃、しっかり運動・休養できてますか?
本格的に寒くなり始めるこの時期からは体温調整などにエネルギーをよく使うため、
心身の回復が追いつかなくなりがち、とも言われます。
そんな今回のコラムでは休養のための、日本の素晴らしい風習“入浴”を解説していきます!
習慣として何気なくおこなっている入浴も、もしかしたらもっと良い方法があるかも?
ということで、少しでも皆様のためになる“正しい入浴”をみていきましょう!
まず入浴の効果をザッとおさらいしましょう。
1.体温よりやや高い温度に浸かることで体温が上がり血流促進になる
2.水圧によるマッサージ効果で血流促進を助ける
3.浮力の働きで重力下から少なからず解放されて筋肉や関節が緩む
4.軽度の体温上昇からの入浴後の体温調整により自律神経の調整能力が高まる
というようなところが主なところでしょうか。
簡単に言ってしまえば、正しい入浴法というのはこうした効果を最大限に得ること、
同時に起こりうるデメリットを最小限にできること、ということでしょう。
まず血流促進の観点から見ていくと、特に秋冬の寒い時期では通常時での血流は
外気が暖かいときよりも悪くなりやすいのは想像に難くないですよね。
では浴槽のお湯は温度が高ければ高いほど血流促進になるのか、というと
前述の自律神経(体温調整)から考えると一概に体温を上げまくるのが
メリットばかりというわけでもないこともわかります。
ポイントは…
●体温より高い温度であること
●体内温度が限度体温(42℃)以上にならない温度帯にしておくこと
●身体の表面温度だけでなく体内温度まで温めてあげること
あたりがマストな条件かと思います。
さらにここからがさらなる効果UPのためのポイントで…
◎浴室室温が低いと入浴時の温度差が大きくなるため室温も少し上げておく
◎体温より高い温度に入るのは身体には刺激にもなるため必ず掛け湯やシャワーで慣らす
◎体内温度まで温めてあげるためには10〜20分の入浴が理想的 ▶︎ 長すぎる入浴はNG
◎10〜20分の入浴となると汗も相当量かくため入浴前の水分補給は必須
◎体勢は自分がもっとも脱力しやすい姿勢で ▶︎ でも脚・足が湯船から出ないのが理想
◎食後の入浴の場合は1時間程度は時間を置いてからが無難
◎入浴は就寝の1時間〜2時間前にすると入眠に最適
このあたりを無意識にできるような入浴が実践できる方は入浴での回復は確実に良好!
と言えるでしょう。
「めんどくさい!」とならない範囲でできそうなモノを試してみてはいかがでしょうか?
筆者は冬時期、入浴の10分前くらいから風呂の蓋を上げておいて室温をちょっと調整し
浴室に入ったら、入浴前に頭と身体を洗います。
この際に身体が冷えないように桶に42℃ほどのお湯を溜めて、そこに足を入れた状態で
一連の洗髪、洗体をおこないます。
その後、湯船に浸かったらカラオケ状態(家族からクレームがこない範囲の声量)で
フルコーラス3曲歌います(笑)
そうするとだいたい10分ちょっと経ってる、って感じですね!
うん、参考にならないって方のほうが多そうですね(苦笑)
ということで今回は本格的に寒くなってきたこの時期に今一度、効果を得られる、
心身の回復に役立つ、そんな入浴について解説してみました。
それでは次回のコラムもお楽しみに!
Training Enriches Your Life♪
Written By MeirakuFitnessclub Fujii.