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106.教科書的トレーニング理論②
2024-10-10
カテゴリ:運動
皆様こんにちは、こんばんわ!
明楽フィットネスクラブの藤井です!

第106回のコラムテーマは【教科書的トレーニング理論②】と題してお話したいと思います。




この10月で明楽フィットネスクラブは開業から7年が経ちました。
ひとえに会員の皆様の、また関係各所の皆様のおかげと心より御礼申し上げますとともに
今後も多く方にとって、より良い施設として成長していけるよう努めて参ります。

さて今回のコラムでは教科書的トレーニング理論として
【トレーニング強度】について
本当に本当にベースとなるお話をお伝えしていこうと思います
【教科書的トレーニング理論①】のコラムも是非お読みください☝️


1.トレーニングにおける強度と負荷

強度、という言葉が果たして明確になんなのかを説明できる人は少ないと思います。
ひと口に強度と言っても、トレーニーやトレーナーによって強度と口にするときに
要素や中身がバラバラなことも…

強度 = 重さ

これが一般的な筋トレにおける強度の定義にもっとも近いでしょう。
トレーナーがクライアントに対してよく「次から強度を上げましょう!」というのは、
扱う重さを増やしましょう、と言っていることがほとんどだと思ってください。
たとえば10kgでやっていた種目を15kgに増やせば、強度は5kg分増えるわけですが、
ここで注意したいのは強度を上げたことで負荷も適切に増えるのか、という点です。
上記の例を参考にするならば、10kgが15kgになり強度は+5kgとなりましたが、
扱う重さが重くなったことでフォームが崩れ、可動域(動作する幅や距離)が狭くなり、
連続での回数が極端に減ったとしたらどうでしょう?
強度を上げたはずなのに狙った筋肉へ入るはずだった“負荷”は実際はマイナスに…
なんてことも、特にトレーニング初心者・初級者の方ではよくある話だったりもします。

【強度を上げる ▶︎ 負荷も上がる】 という当たり前のようで見逃しがちな基礎の部分を
蔑ろにしないよう注意することが大切です。
そのために筆者がトレーニングご案内の際に必ずお伝えしているのは
【フォーム】 【可動域】 【ペース】です。
強度を上げた場合に【フォーム】【可動域】【ペース】のいずれかが崩れてしまうようなら
強度の上げ幅に問題があるか、強度を上げる段階にまだないのかも、という判断になります。


2.トレーニング強度の変化の機会

年間で同じ種目で同じ重さで同じ回数で、という方もフィットネスでたまに見かけます。
それ自体が悪いわけではありませんが
(体力健康維持などが目的の場合)、やはり身体を成長させていくには
ずっと同じ強度や身体への負荷では、今と変わらない未来が待っているだけになります。
ではどうなったら強度=重さというのは上げるべきなのか、というお話をしていきましょう。

一般的なボディメイクとしてのトレーニングをされている場合
(コンテスト挑戦やスポーツ等の競技者は除く)
“教科書的”には扱える強度の変遷に合わせて、強度を変化させるのが正解に近いと思います。
例を挙げてみましょう。
ある種目でアナタは『20kg×15回×3セット』やっています。
これが『20kg×
18回×3セット』できそうだ、と思ったらすでに強度の上げどきでしょう。

また男性などで身体を大きく強くしたいという方の場合では、ある種目で
『50kg×10回×3セット』の設定にしていたとすると、コレが問題なく
完遂できるときには、強度は上げるべきです。
狙うべきは『55kg×10回▶︎55kg×10回▶︎55kg×8回or9回』で
10回×3セットがギリギリできない、ところです。
そして10回×3セットができるようになったら、ひとつ強度を上げて…という流れです。

設定した強度に対して、容易にできてしまう、またはなんとかできてしまう、という状況は
強度として、今の自身の身体や筋肉に対しての負荷・刺激がマンネリ化してしまっている
可能性が高い、と考えてもらうといいと思います。


具体例も入れての解説でしたので、小難しく感じてしまった方もいるかもしれませんが
身体を変化させるには、身体に刺激を与えてあげること、そのために強度の変化をつけ
負荷を適切に与えてあげることが、教科書的には“トレーニング”になる、ということです!
 
それでは次回のコラムもお楽しみに!
 
Training Enriches Your Life♪
Written By MeirakuFitnessclub Fujii.
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