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99.子供のように学べ
2024-03-10
カテゴリ:その他
皆様こんにちは、こんばんわ!
明楽フィットネスクラブの藤井です!

第99回のコラムテーマは【子供のように学べ】と題してお話したいと思います。




気づけば年度替わりの時期にきていますね。
大人になってからは、学生時代のようにクラスが変わったり、進学などで生きていく場所が変わったりするということも減ったため
より日常に変化を感じにくくなっているようにも感じます。
 
この年度、1年間は皆様なにか成し遂げることができましたか?
やってみたいことはやれましたか?
大人になって、変化の少なくなった今、皆様にも改めて、筆者が大切にしている気持ちを
お伝えしつつ、やっぱりトレーニング論へと話を繋げていきたいと思うわけです。
 
 
さて筆者の学生時代の最後の頃だったか、社会人になってすぐくらいだったか、記憶が定かでは
ありませんが父に言われて心に残っている言葉があります。
 
「大人こそ子供のように学べ」
 
我が家の父は厳格な人ではありませんでしたが、昭和気質というか、こだわりをよく口にしていました。
記憶上ですが、その言葉の意図は「失敗してもいい。やってみて次に活かせればいい」とか
「気になるものや興味が湧いたものはドハマりしてみろ」的な話だったと思います。
 
今回は”学び”という観点から、トレーニングに繋げて語っていきたいと思います!!
 
 
ざっくりした解釈ですが、トレーニングやボディメイクは”学び”の連続です。
 
今あるアナタの身体はアナタがここまで過ごしてきた中で作られてきた結晶とも言えるものです。
その身体は日々の飲食、運動、睡眠、もろもろの習慣の積み重ねによってできあがっています。
その日々の中で身体はアナタの生活を”学び”、それに適した身体へと作り上げてきたのです。
 
たとえば子供の頃や学生時代から明らかに小食で大人にまでなった方で肥満体の方というのは
なにかの疾患や特殊な遺伝状況でない限りはほとんどいません。
明らかなオーバーカロリーを摂り続けてきた方にとっては、一般的にオーバーといえるカロリーが
その方の身体にとっては”普通”というように学習されてしまったがゆえに身体も多くのカロリーを
欲するようになってしまっていると言えるのです。
 
痩せるためには(逆に身体を大きくしたい場合も)、今の身体を作り上げてきた状況・環境に対して
変化をつけ、その変化を身体に”学ばせてあげる”ことが大切です。
 
トレーニングの場面でも同様です。
 
トレーニング初心者(始めたて)の頃はすぐに身体に変化は現れません。
しかし身体の変化の前にも関わらずトレーニングで扱える重さや回数、またトレ後の疲労度は
1週間~2週間でも伸びを感じることでしょう。
これは、まずは神経がトレーニングに慣れる(学ぶ)ことで効率良く重さに対して身体を使えるよう
なるからで、筋肉・身体に変化が出るのはそのあとだからです。
 
少しずつ慣れてきて、たとえば20kgで10回できるようになった種目があるとしましょう。
身体の変化も少し出てきましたが、望むボディまではまだまだ…
ここで身体に起きているのは『20kg×10回はできる身体を”学んだ”』ということです。
言い換えるならば『20kg×10回』用の身体と言ってもいいでしょう。
さらに身体を変えるには30kg×10回、または20kg×15回の刺激を身体に学ばせて変化を
つけていく必要があるわけです。
 
トレーニング・ボディメイクにおける”学び”は初心者のみならず、中上級者でも必ずあります。
筆者自身も10年以上トレーニングしていますが毎年、毎シーズン学びの連続です。
去年と同じ食事では身体が絞れなくなってきた、なんてことはままあることですし
毎年のようにトレーニングで扱える重さがずっと増やし続けていけることもないため
重さ以外でいかに刺激を強く与え、効果を最大化できないかという工夫をしたり、も学び中です。
 
学び、とは自身でしか起こせないものです。
トレーニングやボディメイクにおいては特にそれを感じます。
重さや回数をこなすだけになったとき、与えてもらった食事をただ食すだけになったとき、
身体にとっては惰性となり、変化を感じなくなってしまうこともあるでしょう。
今扱っている重さに対して自身の筋肉はどう働いているのか、どう刺激が入っているのか、
今食べているモノは美味しいのか、どう美味しいのか、身体は喜んでいるのか…
 
それを全身で感じることができるのは、ほかならぬアナタだけなんです。
 
Don’t think,FEEL…

それでは次回のコラムもお楽しみに!
 
Training Enriches Your Life♪
Written By MeirakuFitnessclub Fujii.
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